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グリーンファイナンスは、パリ地方の 経済回復に重要な役割を果たします

グリーンファイナンスは パリ地方の 経済回復に重要な役割を果たします

コロナウイルスがもたらした予期せぬ難題の後、ビジネスの再開が始まりました。この非常に特別な時は、私達の相互活動のやりかたを考え直し、より持続可能にビジネスをおこなう方法に取り組むことがとても重要だと証明しつつあります。グリーンファイナンスは、パリ地方の経済回復において重要な役割を果たし、より強靭な経済への移行のカギです。より持続可能で強靭な経済への移行は、新型コロナCOVID19後の景気回復戦略の中心的な要素であり、パリ地方はこの戦略を形成する上で重要な役割を果たす複数の強みをもっています。

持続可能な金融の最前線にあるパリ地方

パリの金融センターは、社会的責任投資(SRI)についての独特のハブになりました。ガバナンス、倫理的および社会的基準を追跡可能な方法でシステマチックに統合しています。実際、いままさに社会的に公正なエコロジー的変革を促進し、気候変動とたたかい、生物多様性を保護するための最先端の金融ツールと規制措置の開発に取り組んでいます。

毎年、金融界のキープレイヤーがパリで「Climate Finance Day(気候金融の日)」に集まり、このセクターの進歩を国際レベルで検討し、新しい革新的なアイデアを提起し、より持続可能な金融の開発に取り組んでいます。 2019年末にはフランスで704の持続可能ファンドが登録され、持続可能投資はフランスで運用されている総資産のほぼ半分を占めています。

パリグリーンボンドのナンバーワンになるとともに、持続可能な金融多くの有望な展望があります。2020年第1四半期の不安定な市場がグリーンボンドへの食欲を衰えさせることはありませんでした。100億ユーロの資金調達で、ソシエテデュグランパリ(大パリ会社)は、現在のメトロ網に200㎞の新線を追加する「グランパリ・エクスプレス」計画によりヨーロッパで最大の企業向けグリーンボンド発行会社で、温室効果ガス排出削減への貢献を期待されています。さらに、このインフラストラクチャは、包括的な成長を促進し雇用を創出します。

CSR次元のより大きな統合のために

2020年5月13日、ファイナンスフォートゥモロー(Finance for Tomorrow)は、中小企業の財務外基準を測定するツールを提供するフィンテックabCSRの最高戦略責任者ジェローム・ヴェルディエルとAviva Franceの最高投資責任者フィリップ・タファンによる洞察深いウェビナーを開催しました。このウェビナーは、企業会計と税務データから生成された財務外格付けとCSR(企業、社会的責任)指標が利害関係者(顧客、従業員、サプライヤー)との永続的な関係を構築する手段を提供するということにおいて明察でありました。Avivaは生命保険の世界的リーダーであり、フランスの総資産は1,000億ユーロで、責任ある投資とイノベーションという2つの柱に基づく投資戦略があります。

長期投資家にとって、CSRは資産運用の選択の中心です。CSRの継続的な改善計画を立ち上げ、CSRのパフォーマンスを差別化し、有意義なプロジェクトにスタッフを動員することは、起業家の最も利益となることです。投資運用会社は、気候、スタッフ、コミュニティそして地球への社会的影響に関連するすべてのリスクを統合しなければなりません。新型コロナ COVID 19の危機のなかでCSRの評価が高い上場企業の方が財務的に価値が高いことがわかりました。

今日、中小企業に投資するとき、財務パフォーマンスと財務外レポートのバランスをみつける必要があります。フィンテックabCSRが提供する測定ツールは、企業の財務外の質を同様の企業と比較してベンチマークするためのカギです。Avivaが中小企業に投資するごとに、CSRポリシーが分析され、時間tにおけるリスクと長期的なリスクが評価されています。投資家はすでに財務外パフォーマンスに関連するリスクプレミアムを統合しています。

より持続可能な財政的取り組み

パリ地方の保険会社、銀行、資産運用会社は、車両への投資に関するイノベーション、企業との積極的な対話、および総会での環境問題に関する投票ポリシーの強化を通じて、環境の移行の推進者となりえます。たとえば、AXAは、2020年までにグリーン投資(グリーンボンド、インフラストラクチャ投融資、インパクト投資、不動産、および商業用不動産ローン)で120億ユーロに到達するという目標を設定し、「 インパクト投資」(経済的利益とともに測定可能で有益な社会的または環境的影響を生み出すことを目的としたファンド)の分野で積極的なプレイヤーです。このグループは最近、気候変動と生物多様性に焦点をあてた3番目のインパクト・ファンドを立ち上げました。 最後に、AXAは次のセクターの保険を排除しました:石炭とオイルサンド、物議を醸す兵器そしてタバコ。

概して、今日まさに目立っているのは、資金調達慣行の影響を緩和するようにしESG(環境、社会、およびガバナンス)の次元が私達のポリシーだけでなく財務にも統合されていると保証することですより持続可能で強靭な経済への移行は、新型コロナCOVID19後の景気回復戦略の中心的な要素です。パリ地方が、EUのグリーンディールと持続可能な金融に関する新たな戦略の実施に完全に貢献していることは疑いありません。パリ地方の金融センターは、人材、イノベーション、インフラストラクチャ、繁栄する金融エコシステムのあらゆる面で、すでにあらゆる最適な資産をもっています。