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人材と技術を活かす: セルネックス・テレコムのパリ地方への投資

人材と技術を活かす: セルネックス・テレコムのパリ地方への投資

通信インフラとサービス分野の大手であるセルネックス・フランス(Cellnex France)は、テレコムサイト、ローカルデータセンター、数千キロメートルに及ぶ光ファイバーネットワークを通じて、ネットワーク接続の未来に貢献しています。これまでに110億ユーロを投資し、「グラン・パリ・エクスプレス」のプロジェクトを計画中の最高責任者ヴァンサン・キュヴィリエ(Vincent Cuvillier)は、パリ地方のダイナミックな市場と、なぜこの地方が事業拡大の成功に理想的な場所なのかについて説明してくれました。

セルネックス・テレコムのフランスにおける事業内容、より正確にはパリ地方における事業内容について、少しお話ししていただけませんか?

セルネックス・テレコムは、ヨーロッパを代表する独立系通信インフラ事業者です。バルセロナに本社を置き、2016年からフランスに進出しています。フランスの市場は非常に活気のあふれた市場です。当社は、世界の4大通信事業者(うち3社は欧州にも進出)と取引しています。

セルネックス・テレコムは、私が担当するセルネックス・フランスを通じて、これまでに110億ユーロ以上をフランスに投資してきました。近い将来、売上高10億ユーロ、従業員数300人に達することを目標としています。

セルネックス・テレコムがパリに進出したきっかけは?

Nパリ地方、特にオー・ド・セーヌ県は、私たちにとって当然といえる進出先でした。まず、主要パートナー、特にオペレーターの意思決定拠点に近いという利点があります。

第2に、セルネックスは大都市や密集地域に強いという歴史的な背景をもっています。

現在、セルネックスはフランス全土に数千の通信拠点とローカルデータセンターを持ち、数千キロメートルに及ぶ光ファイバーネットワークを展開しています。また、セルネックスは2021年9月にソシエテ・ドゥ・グラン・パリから、2024年のパリ・オリンピックに向けて計画されている「グラン・パリ・エクスプレス」の16、17番線の屋内DAS(分散アンテナシステム)ネットワークの納入業者に選定されています。

その中で、Choose Paris Regionが、 ディープテック・エコシステム を紹介して、地域の経済発展のための利害関係者(競争力クラスター、関係機関・自治体、革新的企業など)と連携し、地域での存在感を高めることができました。

パリ地方の人材と労働力を、どのように見ていらっしゃいますか?またどのような採用計画をお持ちですか?

2016年以降、通信事業やデータ事業、光ファイバー事業だけでなく、不動産や従来型のサポート業務など、幅広いプロフィールの人材を採用する必要が出てきました。

現在、私たちは大規模な採用を行っています。2021年に70名を採用しましたが、2022年には40名を新たに雇用する予定です。ブローニュ=ビヤンクール(92)に拠点を置いているので、特にテレコム分野で 活発な求人市場にアクセスすることが容易にできます。

パリ地方を表現するとしたら、3つのキーワードとは?

まず、「 ダイナミック」。これは、グラン・パリのプロジェクトや2024年のオリンピック開催にも見て取れますが「リージョン」(地方)の定義にふさわしい内容だと思います。

第2に、「多様性」。これはパリとパリ・イル・ド・フランス地方の大きな特徴だと思います。また、多様性重視を方針としてきたセルネックスにとって大変重要な点です。このフランスのオフィスだけでも、14以上の国籍の人が働いています。セルネックスは、デジタルデバイド(「情報格差」)に立ち向かう「エマユス・コネクト」や、学業中退者対策と若者の雇用促進を目的とした「ユース・チャレンジ」などのイニシアチブと提携し、その他の多様性も推進することにしています。

最後に「経済的な肺」。これは我が国の経済の中心がパリとパリ・イル・ド・フランス地方であることに由来します。また、セルネックスのルーツであるバルセロナと同様に、「グローバルで多文化都市」と言える数少ない都市の一つです。